薪ストーブ<リーンバーン燃焼と薪の関係[良好な燃焼を求めて]>

リーンバーン燃焼は希薄燃焼を意味します。自動車などのエンジンに興味のある方は聞いた事もあるでしょうが、少量の薄い気化燃料を効率よく燃焼させるための技術と言って良いでしょう、少量のですから自ずと燃焼効率が上がり燃費を良くする技術とも言えます。炉内での空気の流れ撹拌を研究計算し尽くした結果で来たのでしょう。しかし、この最新型ストーブ・FA249 エンライト ラージ・とて、万能とは行きません、リーンバーン燃焼が本格的に始まるまで蓄熱に時間がかかります。
FA249は最大機種、本体温度が200℃を超え、ダンパー閉じる温度帯になるまで、20〜30分、触媒機種ではそのまま触媒運航に入るのでしょうが、コイツはもう少しかかります、この辺が触媒機種に劣る所かもしれません。初期燃焼で内張りの耐火セラミックスは煤で真っ黒くなります、そして、更に20分以上燃焼しセラミックスがある一定以上の温度(800℃程度)まで上昇するとそのススが燃え始め真っ白いセラミックスが再び顔を表し、リーンバーン燃焼の安定した状態に入ります。つまり、この状態になるまでは、後方のファイバーボックス内での再燃焼に留まる事となり、自ずと排煙もソコソコの状態と思われます。
如何にしたら薪ストーブの蓄熱温度を短時間で上げるかがクリーンな排気を早める事につながります。その為には、しっかり乾燥していて余り細過ぎない薪の方がより安定した熱を薪ストーブに伝える事が出来るようです。我が家では太さの四・五センチ程度の薪が活躍します。
ダンパーを閉め燃焼が安定すると後は吸気は少なくて済むようです、煙突は真っすぐ屋根に出ていますので割と強いドラフトのおかげでか、グングンと吸ってくれますし、シューリフラクトリーからも高速の二次燃焼空気がストーブ内を撹拌しているようで炎の向きでも見て取れます。夜通し焚く時など、ほんの数ミリの吸気で焚き続けてくれます。
焚き続けて分かって来たのですが、燃焼時の問題はほとんどの場合、薪に起因する事が分かりました。
乾燥が未熟な物でも燃えますが、はっきり言ってあまり暖かくありません(キッパリ)、乾燥状態の良い薪は、青白い炎を出し安定して高温を発し良好な燃焼状態が続きますが、未熟な薪は赤い炎が多くなります。また、状態が良くない薪は、燃焼の割れ目から黒い煙まで出し始めます。此所まで来ると耐火セラミックスも熱を蓄えられなくなり、黒や茶色のススを付けて良好な燃焼状態を拒み続けてしまいます。真っ白いはずの耐火セラミックスが黒くてはストーブも可哀想ですね。
善くも悪くも、耐火セラミックスの見た目の状態が薪の乾燥度合いと燃焼状態の善し悪しを物語ってくれます。

という事で、せっかく薪ストーブを使う道を歩み始めるのであれば、薪ストーブの性能を発揮させるために、薪の太さではなく、「薪の乾燥が第一である。」と肝に命じましょう!
薪ストーブのあの暖かい空間に気を馳せながら薪を準備するのも楽しいものですよ。
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by kunenkansouhouse | 2007-11-01 00:00 | 薪ストーブとツール  

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